安倍首相「転換点にかじ取り」 改憲の思い、必ずや継承―中曽根氏死去
安倍晋三首相は29日、中曽根康弘元首相の死去を受け、「深い悲しみを禁じ得ない。国民と共に心から哀悼の意を表する」との談話を発表した。首相は東西冷戦や日米貿易摩擦など中曽根政権時の状況に言及。「厳しい内外情勢に置かれた時期に5年間にわたり首相の重責を担われ、戦後史の大きな転換点に当たってかじ取り役を果たされた」と功績をたたえた。
中曽根氏が「ロン」「ヤス」と呼び合ったレーガン米大統領(当時)との関係にも触れ、「強い信頼の下で強固な日米同盟を確立し、アジア諸国との関係を強化し、わが国の国際的地位を大きく向上させた」と指摘した。
首相はこの後、首相官邸でのブケレ・エルサルバドル大統領との共同記者発表で、中曽根氏が憲法改正を訴えてきたことを紹介。「そうしたわが国の未来に対する強い思いは、必ずや時代を超えて受け継がれるものと確信している」と語った。
また、中曽根内閣で外相を務めた父・晋太郎氏の秘書として首相外遊に同行したことを回想し、「斬新かつ大胆な中曽根外交を間近で見ることができたことは、今なお私にとって大きな資産となっている」と述べた。(2019/11/29-20:13)
Ex-PM Nakasone Took Helm in Pivotal Time: Abe
Former Japanese Prime Minister Yasuhiro Nakasone, who died at age 101 on Friday, took the helm of the country in a pivotal time in the post-World War II era, incumbent Shinzo Abe said.
"We can't help but feel deep sorrow," Abe said in a statement. "Along with the people, I offer heartfelt condolences."
Abe praised Nakasone for having "established a rock-solid Japan-U.S. alliance based on strong trust with then U.S. President Ronald Reagan, strengthened the ties with Asian neighbors and raised our country's international status significantly."
He also pointed to Nakasone's leadership and achievements in structural reforms in the run-up to the 21st century.
At a press conference Friday, Chief Cabinet Secretary Yoshihide Suga called on all parties to hold constructive discussions on constitutional reform, as Nakasone had urged.
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