米、川重製車両の点検要請 首都地下鉄の脱線事故で
【ワシントン時事】米国家運輸安全委員会（ＮＴＳＢ）は１８日、米首都ワシントン近郊で１２日に起きた地下鉄脱線事故をめぐり、川崎重工業製の車両を使用している鉄道事業者に早急に点検を実施するよう要請した。同じ型式の車両で事故前から不具合が見つかっていたとして注意喚起した。
事故車両は川重の米国現地法人が製造した「７０００系」。乗客１８７人にけがはなかったものの、ＮＴＳＢは重大な事故になっていた恐れがあるとして調査中。地下鉄を運営しているワシントン首都交通局は１８日から７０００系の運行を一時停止した。
ＮＴＳＢによると２０１５年に７０００系の運行が始まり、１７年から不具合が頻発していたという。首都圏の地下鉄車両の約６割を占めており、運行停止で通勤客らの足に影響が出ている。（2021/10/19-12:05）
Kawasaki Heavy Railcars to Be Inspected in U.S. after Derailment
The U.S. National Transportation Safety Board on Monday instructed railway operators to immediately inspect their railcars made by Japan's Kawasaki Heavy Industries Ltd. in the wake of the derailment of a subway train supplied from the group.
The derailment of the 7000 series train, manufactured by a U.S. unit of Kawasaki Heavy, occurred near Washington on Tuesday last week.
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