2021.10.04 10:24Nation

自治体DXに商機 デジタル化支援、相次ぎ参入―民間企業

 デジタル技術で既存制度を変革するデジタルトランスフォーメーション(DX)に取り組む地方自治体の支援に、民間企業が相次ぎ参入している。人口減少による職員不足や税収減に直面する自治体にとって、DXを通じた業務効率化と住民サービスの維持・向上は喫緊の課題。デジタル庁発足も追い風に進み始めた自治体DXに、商機を見いだしている。
 コニカミノルタは7月、職員の業務量や作業の無駄を可視化できるサービスの提供を始めた。他の自治体の取り組みも確認でき、パートナー企業と連携しながら作業マニュアルの整備やペーパーレス化といった効率化策を提案する。今月中に自治体DXの専門子会社を設立、今年度100自治体での導入を目指す。地方銀行などへのサービス展開も検討する。
 人工知能(AI)ベンチャーのコージェントラボ(東京)は、手書きの書面を読み取ってデータ化するシステム「Tegaki(テガキ)」を開発。大阪府八尾市では、コロナ禍で殺到した給付金申請の書類をデータ化する作業の効率化を実現した。同社は「(今後も)紙による申請は残り、記録として保管される公文書も増える。文書からの情報抽出という領域でDXに貢献したい」と意気込む。
 一方、「DXにどのように取り組んだらよいのか」との悩みを抱える自治体も多い。電通など4社が開設した情報サイト「自治体DX白書.com(ドットコム)」は、「予算の獲得」「首長、幹部の意識改革」など現場目線でノウハウを提供。電通の担当者は「自治体とのネットワークを広げ、少子化や地域振興といった課題の解決に役立てたら」と話す。
 政府は2025年度までに、住民税や児童手当などの基幹システムを共通化する方針だ。あるメーカーの担当者は「システム共通化の後も自治体は常にデジタル改革を迫られる。ビジネス機会も増える」とみている。(2021/10/04-10:24)

2021.10.04 10:24Nation

Firms See Biz Opportunity in Japan Local Govts' DX Efforts


With Japanese local governments accelerating digital transformation, or DX, to overhaul existing systems through the use of digital technologies, some private-sector businesses have been eager to support their efforts.
   For many local governments faced with staff shortages and declining tax revenues due to a shrinking population, utilizing DX to improve work efficiency as well as maintain and improve services provided to residents are pressing issues.
   Some businesses are trying to seize this business opportunity by becoming actively involved in local governments' DX efforts, which have also been encouraged by last month's launch of the Digital Agency.
   In July, Konica Minolta Inc. began offering services that can visualize employees' workload and unproductive work.
   The service allows users to check similar efforts at other local governments.

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