おせち、自宅で豪華に 名店の味いかが?―大手百貨店
百貨店大手が今月半ば以降、新年用「おせち」の購入予約の受け付けを順次始める。各社は新型コロナウイルス禍に伴う「巣ごもり」で好調な売れ行きだった今年に続き、来年のおせちも「自宅用に豪華な商品を購入するお客さまが多いのではないか」(松屋)と期待。高級ブランドや有名料理店のおせちを取りそろえる。
松屋は、高級ブランド「ブルガリ」のイタリアンおせち(約4人前)を販売する。価格は40万円で、10セット限定。50年物の瓶入りバルサミコや黒トリュフ、タラバガニなど高級食材を詰め込んだ。このほかにも、名だたる店の味を数量限定で提供。老舗料亭「つきじ治作」のおせち(約4~5人前)は12万9600円、高級ホテルに出店する日本料理の「ひのきざか」のお重(4~5人前)は9万7200円。
そごう・西武は、有名店のおせちの品ぞろえを前年の1.2倍に拡充する。京懐石の老舗「美濃吉」のおせち(1人前、1万800円)は、コロナ対策で取り分け不要。かっぽう料理店とフレンチシェフが監修し、カップに小分けした「和洋折衷カップおせち」(4~5人前、2万9160円)など簡単に取り分けられる商品も用意した。
家族との時間を楽しむおせちもある。高島屋は、来年のえと「寅(とら)」に引っ掛け、自分であんクリームを挟んで食べるどら焼きが入ったおせち(3~4人前)を2万7000円で提供する。47都道府県にちなんだ料理を味わえるおせち(3~4人前)は2万9160円。各都道府県庁の所在地や名産品を学べるかるたが付いている。広報担当者は「自宅で家族と楽しくおせちを囲んでほしい」と話している。(2021/09/13-13:34)
Dept. Stores Prepare Luxurious "Osechi" New Year Dishes
Major department store operators have prepared luxurious lineups of "osechi" Japanese traditional New Year dishes, anticipating demand for fancy products consumed at home amid the novel coronavirus epidemic.
After enjoying strong osechi sales for this year, department stores will release osechi sets featuring collaborations with luxury brands and food from famous restaurants, accepting reservations from later this month.
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