橋本会長「一定のバー超えた」 組織委赤字へ、決算は来春―東京五輪・パラ〔パラリンピック〕
東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長は6日、パラリンピック閉幕から一夜明けてメインプレスセンターで記者会見し、五輪を含む東京大会全体を振り返って「完全な形でやり遂げることはできなかった。私自身にとっては100%の成功だったとは言えないが、一定のバーは超えられたのではないかと思う」と総括した。
国内の新型コロナウイルス感染が再び拡大する中での開催となり、最大の懸案だったのはコロナ対策。規則集プレーブックの違反事例も少なくなく、選手と関係者の陽性確認は6日の組織委発表で計856人に。橋本会長は「東京大会が完全に成功したのか、しなかったのかに関しては、歴史が証明してくれると思っている」と述べた。
コロナ対策のためほぼ無観客の開催となったことで、900億円を見込んだチケット収入はほとんどなくなった。組織委の収支は赤字が見込まれており、武藤敏郎事務総長は負担について「収支が整わなければ今後、国と都、組織委の3者による協議で決まると考えている」との見解を示した。
最大約7000人まで増えた組織委の体制は今後縮小され、来年の解散へ向けて決算や記録保管などの残務を行う。武藤事務総長は決算について、仮設設備の解体や施設の原状回復などに時間がかかるため「来年4月以降になる」と話した。(2021/09/06-14:43)
Tokyo Games Met Certain Criteria: Hashimoto
This summer's Tokyo Olympic and Paralympic Games satisfied certain standards despite the coronavirus pandemic, Seiko Hashimoto, president of the Tokyo Games organizing committee, indicated Monday.
Looking back at the Tokyo Games, which ended with the closing ceremony of the Tokyo Paralympics Sunday, Hashimoto told a news conference, "We couldn't hold (the Games) in a complete form."
"I can't say (the Games) were a 100 pct success, but I think we've cleared a certain bar," Hashimoto also said.
As the Tokyo Games took place amid a resurgence of the coronavirus in Japan, the biggest challenge was to implement measures against the virus .
There were not a few cases in which the Games' COVID-19 playbook was violated. The number of infections confirmed among athletes and other people linked to the Games totaled 856 as of Monday, according to a tally by the committee.
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