2021.09.03 20:03Nation

河野氏意向、石破氏含み 菅首相不出馬で構図変化―自民総裁選

 自民党の規制改革担当相(58)は3日、党総裁選(17日告示、29日投開票)に立候補する意向を複数の党所属議員に伝えた。元幹事長(64)も「全く局面が変わった」と述べ、出馬に意欲をにじませた。首相と前政調会長(64)が軸になるとみられていた総裁選の構図は急速に変化しつつある。
 河野氏は3日、所属派閥の麻生派会長の副総理兼財務相と財務省で会談。関係者によると、河野氏は出馬したいと伝達し、麻生氏は「分かった」と応じた。また、河野氏は派内外の若手議員らに電話し、出馬に必要な推薦人20人に加わるよう協力を要請した。
 この後、東京都内で記者団に「先輩あるいは仲間とじっくり相談し、決めていきたい」と語った。ワクチン担当と総裁選の両立は「問題なくできる」と強調した。
 石破氏は石破派メンバーと衆院議員会館で党内情勢を分析。この後、記者団に「全く新しい展開になった。同志とも相談しながら、しかるべき時に結論を出したい」と語った。
 先に出馬を断念した政調会長(67)は「状況が変わった」として再検討に入った。幹事長代行(61)は周辺に出馬の意欲を伝えた。
 党内で総裁候補の一人と目される環境相(40)は首相官邸で記者団に「(首相が)やってきたことがしっかり評価されるよう取り組みたい」と述べるにとどめた。竹下派の外相(65)は外務省で「まずグループをまとめることが自分の責任だ」と話した。
 総裁選には、これまで岸田氏が出馬を表明。前総務相(60)も意欲を示している。岸田氏は都内で記者団に「国民、党員にしっかり向き合って戦うことが何よりも大事だ。構図がどうであっても変わらない」と指摘。高市氏も「出馬の意思は変わらない」と語った。
 岸田派以外の6派閥は週明け以降、態度決定に向けた調整を加速する。(2021/09/03-20:03)

2021.09.03 20:03Nation

Kono Signals Readiness to Run in LDP Leadership Race


Japan's regulatory reform minister Taro Kono expressed on Friday his readiness to run in the upcoming leadership election for the ruling Liberal Democratic Party, hours after Prime Minister Yoshihide Suga abruptly announced he will not seek re-election.
   Kono, 58, conveyed his willingness to file his candidacy for the Sept. 29 LDP presidential election to a senior official of the LDP faction led by Deputy Prime Minister and Finance Minister Taro Aso, informed sources said. Kono, who currently oversees Japan's novel coronavirus vaccine rollout, is a member of the Aso faction.
   Meanwhile, former LDP Secretary-General Shigeru Ishiba, 64, left open on Friday the possibility of running in the LDP leadership race.
   The leadership election has entered an "entirely new phase," Ishiba told reporters.
   "I will reach a conclusion at an appropriate time while consulting with like-minded party members," he added.

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