ソニー、営業増益へ デジカメ回復で上方修正―２２年３月期予想
ソニーグループは４日、２０２２年３月期連結業績予想（国際会計基準）のうち、本業のもうけを示す営業利益を９８００億円（従来９３００億円）に上方修正したと発表した。従来は営業減益を見込んでいたが、新型コロナウイルス流行で落ち込んだデジタルカメラの需要が回復し、エレクトロニクス事業がけん引。音楽事業も上振れ、前期実績に比べ２．６％の増益見通しとなった。
純利益予想も７０００億円（同６６００億円）に引き上げた。十時裕樹副社長はオンライン説明会で、足元のデジカメの販売状況について「ワクチン接種が各国で進み、ミラーレスの市場自体は戻っている」と評価した。ただ、「コロナの感染再拡大が生産や販売にどういう影響を及ぼすか読みづらい」と述べ、先行きには慎重な見方も示した。
２１年４～６月期連結決算は、売上高が前年同期比１５．０％増の２兆２５６８億円、営業利益が２６．３％増の２８００億円といずれも過去最高を更新した。ただ、前年同期に「巣ごもり需要」の恩恵を受けたゲーム事業は反動で大幅減益となった。（2021/08/04-19:46）
Sony Group Ups Full-Year Net Profit Projection to 700 B. Yen
Sony Group Corp. on Wednesday upgraded its consolidated net profit projection for the year through March 2022 to 700 billion yen from 660 billion yen.
The group now expects its electronics division to enjoy higher sales than initially anticipated, thanks to a rise in digital camera sales.
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