東証3市場に再編 TOPIX見直し、新指数―金融庁案
金融庁は20日、東証の上場市場区分見直しを議論している金融審議会(首相の諮問機関)の作業部会を開き、現在の東証4市場を三つに再編する案を示した。東証1部の全銘柄を対象に算出している東証株価指数(TOPIX)も見直し、銘柄を絞り込んだ新指数に衣替えする方針。年内の報告書取りまとめを目指す。
東証の市場区分は現在、1部、2部、ジャスダック、マザーズに分かれている。金融庁は4市場について、取引が活発で企業統治の強化にも力を入れている企業が集まる「プライム(仮称)」、一定の時価総額や流動性のある企業による「スタンダード(同)」、成長性の高い企業による「グロース(同)」に再編する案を示した。
スタンダードは東証2部やジャスダックに上場する企業のほか、取引が低調な1部上場企業で構成。マザーズの上場企業はグロースに入ることを想定している。
ただ、三つの市場に上下関係はなく「並列」と位置付ける。既存の上場企業に関しては、どの市場に入るかを選択できるようにする。例えばプライムの数値上の基準を満たしていなくても、企業統治に力を入れるといった計画を示せば上場を認める方向だ。(2019/11/20-21:34)
Regulators Want TSE Realigned into 3 Trading Markets
Japan's Financial Services Agency Wednesday proposed realigning the Tokyo Stock Exchange into three trading markets from the current four.
The FSA also sought to revamp the TOPIX index of all issues listed on the TSE's first section into a new index covering fewer actively traded stocks.
TOPIX is utilized by pension fund and investment trust fund managers as a yardstick for asset management.
These proposals were presented at a meeting of a working group of the Financial System Council, an advisory panel to the prime minister.
The council is expected to compile a report on the matters by the end of this year, sources familiar with its discussions said.
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