ベンチャーと提携拡大 最大３９００億円―武田薬品
武田薬品工業とバイオ医薬品ベンチャーのペプチドリーム（ＰＤ）は２７日、両社の提携範囲を、アルツハイマー病などの神経変性疾患の治療薬開発に拡大すると発表した。武田はＰＤに対し、開発の進み具合や製品の販売に応じ、最大３５億ドル（約３９００億円）とロイヤルティーを支払う。
人体には血液を通じて脳に異物が入らないように防ぐ仕組みがあり、これが脳に薬を届ける際には妨げとなる。武田はＰＤが開発したこの仕組みを擦り抜けるペプチド（アミノ酸の集合体）と医薬品を結合させることで、薬剤を脳に届ける技術の開発を目指す。（2021/07/27-15:28）
Takeda, PeptiDream to Expand Tie-Up on Drug Development
Japan's Takeda Pharmaceutical Co. and domestic biopharmaceutical firm PeptiDream Inc. said Tuesday they will expand their collaboration to include the development of drugs to cure Alzheimer's and other neurodegenerative diseases.
Takeda will pay a maximum of 3.5 billion dollars in milestone fees as well as royalties to PeptiDream, with the amounts depending on the progress of the development and sales of the product.
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