2021.07.16 18:26Business

４０年の電動化、前倒しも　欧州規制強化に対応―三部ホンダ社長

　ホンダの三部敏宏社長は１６日、２０４０年に世界で販売する全ての新車を電気自動車（ＥＶ）と燃料電池車（ＦＣＶ）とする計画について、前倒しする可能性を示唆した。欧州連合（ＥＵ）などで環境規制が強化されており、「計画の妥当性は検証しながら、必要であれば修正する」と語った。
　東京都内で時事通信などの取材に応じた。ホンダは４月に電動化計画を公表したばかり。ＥＵは１４日、３５年にエンジン搭載車の新車販売を禁止する方針を示し、カナダでもエンジン車販売ができなくなる。ホンダは３５年時点で先進国でのＥＶ・ＦＣＶ販売割合を８割にする計画だが、欧州などでのエンジン車に対する規制強化はこの計画を上回るペースで進んでいる。三部氏は「日を追うごとに（規制が）前倒しになっている。国際的に合わせないと商売ができない」との認識を示した。
　ＦＣＶについて、現在のモデル「クラリティ」の生産を年内に打ち切る。狭山工場（埼玉県狭山市）の閉鎖に伴うもので、三部氏は「やめざるを得ない」と述べた。新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、次期モデルの開発は遅れている。三部氏は「ちょっと間は空くが、次の車はちゃんと出す」と語り、ＦＣＶ強化の重要性も強調。ＥＶと両輪で対応を進める考えを示した。（2021/07/16-18:26）

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2021.07.16 18:26Business

Honda May Move Up Electrification Plan from 2040

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Honda Motor Co. President Toshihiro Mibe hinted on Friday at the possibility of the major Japanese automaker moving up its plan for all of the automobiles it sells globally to be electrified vehicles by 2040.
"While examining the adequacy of the plan, we will modify it when necessary," Mibe told Jiji Press and other media organizations, with environmental regulations set to be strengthened further in Europe and other markets.