羽田の欧米路線、20年3月拡充 ANAとJAL、成田からシフト
全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)は19日、2020年3月以降の運航計画をそれぞれ発表した。羽田空港の国際線発着枠の拡充に伴い、両社とも欧米路線を中心に羽田を強化する。現在、成田空港で運航している欧米便の一部も移管。都心に近く、国内線に乗り継ぎしやすい羽田路線を充実させ、欧米などから訪日客の取り込み拡大を図る。
ANAは、ワシントンなど米国4路線を成田から羽田に移し、ミラノ、ストックホルム線などを新規開設する。JALはハワイを含む米国5路線を成田から羽田に移管。ロサンゼルス、ヘルシンキにも飛ばす。
羽田への移管が進むことで、成田発着路線は減少する。ただ、両社とも減少は一時的にとどまり、徐々に増やしていくと説明。JALの赤坂祐二社長は記者会見で「成田は米国とアジアをつなぐ中継地として、ハブ(拠点)機能を強化したい」と語った。(2019/11/19-17:10)
ANA, JAL to Increase Haneda Flights Bound for U.S., Europe
All Nippon Airways and Japan Airlines said Tuesday they will increase the number of flights mainly between Tokyo International Airport at Haneda and destinations in the United States and Europe, starting next March.
Their moves will come in response to increased slots for international flights at Haneda airport.
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