ＨＩＳ、２３２億円の赤字 上場後で最悪―２１年４月中間
旅行大手エイチ・アイ・エス（ＨＩＳ）が１１日発表した２０２１年４月中間連結決算は、純損益が２３２億円の赤字（前年同期は３４億円の赤字）だった。新型コロナウイルス感染拡大の長期化で海外旅行需要が激減し、０２年の株式上場以降、中間期で最大の赤字幅となった。同社は財務基盤の強化に向け、日本政策投資銀行からの資金調達を検討していることを明らかにした。
売上高は前年同期比８割減の６７６億円。旅行事業の落ち込みに加え、傘下の「ハウステンボス」の来場者減少、ホテル事業の低迷も響いた。経営立て直しに向けたコスト削減策として、グループ外への出向を最大１５００人まで増やす。（2021/06/11-19:55）
Travel Agency H.I.S. Incurs Largest Midterm Loss as Public Company
Major Japanese travel agency H.I.S. Co. said Friday that it suffered the largest midterm group net loss in the first half of the current business year, through October, since it went public in 2002.
Amid the prolonged coronavirus pandemic, H.I.S. incurred a net loss of 23,206 million yen for November-April, greater than the year-earlier loss of 3,459 million yen.
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