工場完全復旧、6月にずれ込み 車向け半導体、影響懸念―ルネサス
半導体大手ルネサスエレクトロニクスの那珂工場(茨城県ひたちなか市)の完全復旧が、当初目指していた5月中から6月にずれ込む見通しとなった。関係者が31日、明らかにした。製造装置の調達などが難航しており、半導体不足で減産が相次ぐ自動車メーカーへの影響が懸念される。
ルネサスは自動車向け半導体で世界大手の一角を占め、那珂工場では自動車の走行を制御する「マイコン」などを製造している。この工場で3月19日に火災が発生し、製造ラインが停止。約1カ月後に再開し、徐々に生産能力を高めてきた。しかし、世界的に半導体需要が高まっていることを背景に、製造装置への引き合いが強まり、調達に遅れが生じているという。
自動車用半導体については、自動車生産の回復に伴い需要が増す一方で、供給が追い付いていない。(2021/05/31-18:58)
Fire-Hit Renesas Plant's Full Restoration Delayed
The full restoration of Japanese chipmaker Renesas Electronics Corp.'s fire-hit plant in Hitachinaka, Ibaraki Prefecture, eastern Japan, has been delayed due to difficulty procuring manufacturing equipment.
Renesas had planned to fully restore the plant by the end of May, but the goal was pushed back to June, according to sources familiar with the matter.
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