インド変異株の検出試薬発売 2種類特定可能に―富士フイルム子会社
富士フイルム子会社の富士フイルム和光純薬(大阪市)は27日、新型コロナウイルスのインド変異株に対応した検出試薬を発売したと発表した。同社は、インド型が持つ別の遺伝子変異を検知する試薬を販売している。新試薬と組み合わせることで2種類のインド変異株を特定でき、感染抑制につなげる。
発売したのは「E484Q」と呼ばれる遺伝子変異を判定する試薬で、検体を採取後、約100分で結果が判明する。価格は検査100回分で税別8万円。行政機関などに販売する。
インド変異株は感染力が強いとされ、国内での広がりが懸念されており、政府は水際対策を強化している。国内企業による検出試薬の開発・販売が進んでおり、タカラバイオがインド型の別のタイプ「L452R」を検出する試薬の出荷を始めたほか、島津製作所も6月中の試薬発売を目指している。(2021/05/27-16:15)
Fujifilm Unit Launches Kit to Detect Indian Variant
A laboratory chemicals unit of Japan's Fujifilm Corp. said Thursday that it has launched a reagent kit to detect a novel coronavirus variant spreading in India.
The kit, which detects the E484Q mutation, takes some 100 minutes to produce test results.
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