10月ビール販売、4社前年割れ 駆け込み反動、ラグビーW杯特需抑える
ビール大手4社が13日発表した10月のビール類(ビール、発泡酒、第三のビール合計)の販売数量は、消費税増税前の駆け込み需要の反動が大きく、全社とも前年同月実績を下回った。ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会が開かれ、応援に駆け付けた訪日外国人らによる特需も見られたが、反動減に押し負けた形だ。
メーカー別では、アサヒビールとキリンビールが各13%減、サッポロビールが8%減、サントリービールが6%減。各社とも主力ブランドの減少が目立っており、アサヒの「スーパードライ」は12%減、キリンの「一番搾り」は9%減、サッポロの「黒ラベル」は7%減だった。サントリーの「ザ・プレミアム・モルツ」はおつまみ付き商品の販売が好調で横ばいだった。
W杯日本大会のスポンサーで、キリンが国内で製造・販売するオランダ・ハイネケンのビールは2.2倍の大幅増。(2019/11/13-17:05)
All 4 Major Japan Brewers Incur Lower Sales in Oct.
Sales of beer and beer-like products in Japan in October fell from a year before at all four major domestic brewers after the Oct. 1 consumption tax hike, their data showed Wednesday.
A special boost from the Rugby World Cup, which brought many foreign visitors to Japan, was more than offset by lower demand after a surge that preceded the tax rise to 10 pct from 8 pct.
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