大手損保、3社中2社が増益 自動車保険の支払い減―21年3月期
損害保険大手3グループは20日、2021年3月期連結決算を発表した。純利益は、MS&ADインシュアランスグループホールディングスとSOMPOホールディングスの2社が増益となった。新型コロナウイルス流行による外出の自粛で自動車事故が減り、保険金支払額が抑制されたことなどが要因。
東京海上ホールディングスは、コロナ禍による休業やイベント中止で事業者が失った利益を補償する保険金の支払いが増え、減益となった。
売上高に当たる正味収入保険料は、東京海上とSOMPOが増収。MS&ADは海外子会社が円高の影響を受けるなどし、減収だった。
国内の自然災害関連の保険金支払額は、東京海上が前期比728億円減、MS&ADは593億円減と2社で減少した。西日本豪雨や台風19号など、国内で大規模な自然災害が相次いだ18、19年度と比べると、20年度は災害が少なかったため。(2021/05/20-20:00)
2 of 3 Major Japan Nonlife Insurers Log Larger Profits
Two of Japan's three major nonlife insurance companies recorded year-on-year growth in their consolidated net profits in fiscal 2020, which ended in March, their earnings reports have shown.
The growth partly reflected lower auto insurance payments following a drop in the number of traffic accidents amid the stay-at-home trend due to the spread of the novel coronavirus.
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