ルネサス、5月中に生産回復 工場火災前の水準に―半導体不足、安定供給カギ
半導体大手ルネサスエレクトロニクスは19日、火災で稼働が一時停止した那珂工場(茨城県ひたちなか市)の生産能力を、5月中に火災前の水準に回復させる方針を発表した。世界的に半導体不足が深刻化する中、顧客企業の協力を得て早期再開にこぎ着ける形。今後、復旧した工場で計画通りに製品を量産・出荷できるかがカギとなる。
柴田英利社長がオンライン記者会見で説明した。那珂工場は4月17日に生産を再開しており、週内に火災前の30%、月内に50%、5月中に100%の生産能力回復を目指す。製造装置は5月中にほぼ全て入れ替える計画だ。
ただ、生産ラインが完全に復旧しても、複雑な製造工程を経て完成品を出荷するまでにはタイムラグが生じる。このため、出荷開始の時期は5月半ば以降、火災前の水準まで出荷量が戻るのは7月ごろになる見通しだ。(2021/04/19-19:31)
Fire-Hit Renesas Plant to Restore Full Output in May
Renesas Electronics Corp. said Monday that its fire-hit semiconductor plant is expected to return to its production capacity before the blaze by the end of May.
Renesas President and CEO Hidetoshi Shibata unveiled the outlook at an online press conference.
最新ニュース
写真特集
-
【高校通算140本塁打の強打者】佐々木麟太郎
-
【駅伝】第101回箱根駅伝〔2025〕
-
【野球】慶応大の4番打者・清原正吾
-
【競馬】女性騎手・藤田菜七子
-
日本人メダリスト〔パリパラリンピック〕
-
【近代五種】佐藤大宗〔パリ五輪〕
-
【アーティスティックスイミング】日本代表〔パリ五輪〕
-
【ゴルフ】山下美夢有〔パリ五輪〕