男女平等、日本120位 先進国で最低―世界経済フォーラム調査
【ロンドン時事】世界経済フォーラム(WEF)が31日発表した2021年の男女平等度を示す「ジェンダーギャップ指数」で、日本は156カ国中120位となった。19年12月の前回調査から順位を一つ上げたが、政治分野で女性の社会進出の遅れが目立ち、依然、先進国では最下位だった。
東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗前会長による女性蔑視発言をきっかけに、国内では男女格差問題への関心が高まっている。今回の調査結果では、男女平等が一向に進まない実態が改めて浮き彫りとなった。
日本のジェンダーギャップ指数は0.656(0が最低、1が最高)で、前回調査からわずかな改善にとどまった。教育や保健の分野ではほとんど格差が見られなかったものの、議会や閣僚級ポストに占める女性の割合がいずれも低く、政治分野に限ると147位だった。
1位は12回連続でアイスランド。2位フィンランド、3位ノルウェーと北欧諸国が上位を占めた。米国は30位、韓国は102位、中国は107位だった。
この指数は政治、経済、教育、保健の4分野で各国の男女格差を指数化して比較した。WEFは「(日本の)政治への女性の参加は低い水準のままだ」と指摘している。(2021/03/31-13:31)
Japan Ranks 120th on WEF Gender Equality List
Japan came 120th in the World Economic Forum's global gender equality rankings for 2021, again showing the worst performance among advanced nations, a WEF report said Wednesday.
The 2021 Global Gender Gap Report by the Swiss think tank highlighted slow progress in efforts to close the gender gap in Japan, particularly in politics. Compared with the previous report in December 2019, the country advanced one notch.
Recently, the issue of gender equality attracted public attention in Japan as Yoshiro Mori, former president of the Tokyo Olympics and Paralympics organizing committee, made derogatory remarks about women and lost the post.
The WEF's gender equality index measured situations in 156 nations across the four areas of education, health, economic participation and opportunity, and political empowerment.
Japan saw its overall index improve slightly, with almost no gender inequality seen in the areas of education and health.
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