パイオニア、地図事業売却 6月にファンドへ
パイオニアは10日、デジタル地図の開発・販売事業を手掛ける完全子会社を6月に投資ファンドのポラリス・キャピタル・グループ(東京)に譲渡すると発表した。売却額は300億円程度とみられる。データ活用ビジネスの展開に向けた事業構造変革の一環。経営資源をモビリティー(移動)関連サービスに集中する。
売却する子会社は、カーナビゲーションシステム向け地図データの開発を目的に1994年に設立した「インクリメント・ピー」(東京)。譲渡後も引き続き同社から地図データの提供を受ける。
矢原史朗パイオニア社長は10日、オンラインで記者会見し、「地図データへの投資は外部パートナーの下で進める方が加速できる」と譲渡理由を説明。その上で、今後はパイオニア製の車載機器を通じて蓄積した自動車走行データを活用し、渋滞予測や事故リスクの把握、災害対策などに役立つ新サービスの提供に軸足を移す方針を示した。(2021/03/10-17:42)
Pioneer to Sell Map Biz to Investment Fund
Japanese automotive electronics maker Pioneer Corp. said Wednesday it will sell a wholly owned subsidiary that develops and sells map data to a Japanese investment fund in June.
The deal is valued at an estimated 30 billion yen, sources familiar with the matter said.
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