ＪＲ東海、赤字２３４０億円に拡大 コロナで新幹線低迷―２１年３月期予想
ＪＲ東海は２２日、２０２１年３月期の連結業績予想を下方修正し、純損益が２３４０億円の赤字（従来予想は１９２０億円の赤字）になる見通しだと発表した。新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言の再発令や延長により、東海道新幹線の利用が想定以上に落ち込んでいるため。
流通やホテル事業も不調で、売上高は７９３０億円（同８６３０億円）に下方修正。本業のもうけを示す営業損益は２４４０億円の赤字（同１８５０億円の赤字）となる見通し。
鉄道事業の運輸収入予想は、従来の５１６０億円から４５３０億円へ減額した。新幹線の利用状況は、昨年５月を底に回復基調が続いていたが、１１月以降は再び低迷。今年度末にコロナ禍前の１９年実績の６割近くまで回復すると想定していたが、足元では３割程度にとどまっている。（2021/02/22-19:00）
JR Tokai Braces for Larger Net Loss for FY 2020
Central Japan Railway Co. , or JR Tokai, said Monday that it expects to suffer a larger net loss than previously forecast for fiscal 2020 due to the impact of the coronavirus epidemic.
Passengers on its Tokaido Shinkansen bullet train line decreased beyond the company's expectation as Japan has declared its second COVID-19 state of emergency in Tokyo and some other areas and extended it.
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