対中直接投資、24年は3割減=経済低迷、しぼむ期待
【北京時事】中国商務省は17日、2024年の海外からの直接投資が前年比27%減の8262億元(約17兆円)と、8年ぶりの低水準にとどまったことを明らかにした。前年割れは2年連続で、マイナス幅は前年の8%から大きく拡大した。景気低迷の長期化で中国市場への期待がしぼみ、企業が投資を減らしている実態が浮き彫りになった。
対中直接投資は、中国の高い経済成長への期待を背景に、長期間にわたって増加してきた。ただ、近年はその成長率が鈍化。新型コロナウイルス対策として各地でロックダウン(都市封鎖)が繰り返されたことが、外資の対中投資意欲を一気に冷え込ませたとも指摘されている。
[時事通信社]
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