尹氏、聴取を完全拒否の構え=弾劾審判は本格審理入り―韓国
【ソウル時事】内乱容疑で拘束された韓国の尹錫悦大統領は16日、高官犯罪捜査庁(高捜庁)による取り調べに応じなかった。尹氏の弁護士は「(既に)十分に(尹氏の)立場を説明したため」だとしている。尹氏は15日も一貫して黙秘し、聴取を徹底的に拒否する構えを見せている。
高捜庁は16日午前から2日目の取り調べを行う予定だったが、尹氏側が健康問題を訴え午後に遅らせた。だが、尹氏は午後も留置されるソウル拘置所から出なかった。
ソウル中央地裁は16日午後、尹氏側が申請した拘束令状の適否審査を実施。警護上の問題などを理由に尹氏は姿を見せず、弁護士が出席した。地裁は審査が終了してから24時間以内に決定を下す必要がある。仮に違法と認められた場合、尹氏は釈放される。
高捜庁は、最大20日間の拘束が認められる逮捕状を請求する方針だが、適否審査の結果を見て最終決定する。
一方、憲法裁判所では16日、尹氏の弾劾審判の2回目の弁論が開かれ、本格的な審理が始まった。尹氏本人は出席せず、弁護団は弾劾訴追が「不適法だ」と主張。野党の狙いは「憲政秩序を守るのではなく、尹氏を大統領から引きずり下ろすことだ」と訴えた。
これに対し、野党主導の国会訴追団の弁護士は、尹氏が「憲政秩序の侵害行為を反省せず、むしろ国民を分裂させる陰謀論に基づいた反憲法的な主張をしている」と指摘。「大統領として国政を担う資格はない」と罷免を求めた。
[時事通信社]
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