2025-01-14 16:40

政府、通常国会24日召集を伝達=予算審議は難航必至

 林芳正官房長官は14日、衆参両院の議院運営委員会理事会に出席し、通常国会を24日に召集すると伝えた。政府・与党は2025年度予算案の年度内成立を目指すが、少数与党下の国会では審議の難航が予想される。夏の参院選を控え、与野党の攻防が激しくなる見通しだ。
 衆院の理事会で、林氏は予算案を24日に国会に提出すると説明。与野党は同日に石破茂首相の施政方針演説など政府4演説を行うことを決めた。与党は衆院の各党代表質問を27、28両日に実施する日程を提案した。
 会期は6月22日までの150日間。会期延長がなければ、参院選の日程は7月3日公示、同月20日投開票が有力となる。 
 与党は予算成立に向け、日本維新の会や国民民主党との協議を重ねて協力を取り付けたい考えだ。国民民主とは、所得税の課税最低ライン「年収の壁」の引き上げ幅で合意できていない。
 通常国会では、政治改革で積み残された企業・団体献金の在り方も焦点。立憲民主党などは禁止を主張しているが、自民は「禁止ではなく透明性を高めるべきだ」との立場だ。
[時事通信社]

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