2025-01-13 20:39スポーツ

流通経大柏、あと1点遠く=再び苦杯で雪辱ならず―高校サッカー

悔しがる流通経大柏の選手ら=13日、東京・国立競技場
悔しがる流通経大柏の選手ら=13日、東京・国立競技場

 PK戦で決着がつくと、二人で主将を務めてきた流通経大柏の佐藤と奈須は、倒れ込んだGK加藤の元へ駆け寄った。佐藤は「最後まで諦めずにゴールを守ってくれた。ありがとうを伝えに行った」と話した。
 第96回大会の決勝と同じ顔合わせ。雪辱するチャンスで、再び苦杯をなめさせられた。榎本監督は「決勝にふさわしい、非常に素晴らしい試合だった。選手たちは流経らしく勇敢に戦ってくれた」とたたえた。
 硬さが見られた準決勝から一転、この日は立ち上がりから躍動した。前半12分、亀田がドリブル突破から鮮やかに右足で先制。目まぐるしく攻守が入れ替わる中、伝統のハイプレスでボールを奪って何度もゴールに迫ったが、あと1点が遠かった。
 17大会ぶりの優勝はならなかった。それでも奈須は「流経でサッカーをできたことが本当に幸せだなと感じた」。監督は「きょうの悔しさを糧に必ず強くなる。日本代表で世界と戦ってくれることを期待する」と選手にエールを送った。
[時事通信社]

最新動画

最新ニュース

写真特集