日本館で「火星の石」公開へ=「はやぶさ」採取の砂も―大阪・関西万博

政府が、2025年大阪・関西万博で初めて一般公開する世界最大級の「火星の石」について、日本館で展示する方針を固めたことが10日、分かった。宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機「はやぶさ」と「はやぶさ2」が小惑星「イトカワ」「りゅうぐう」でそれぞれ採取した砂の展示も調整しており、宇宙や生命の起源をたどるブースを日本館に設ける。
複数の関係者が明らかにした。近く詳細を発表する。火星の石は00年に南極で日本の観測隊が発見。過去に火星に水があったことを示す粘土鉱物が含まれ、科学的に重要な資料で、政府は展示する場所を検討してきた。
日本館は政府が出展するパビリオン。火星の石などを通じ「生命の起源や循環をたどる」(政府関係者)狙いがあるという。
館内は三つのエリアに分かれる。「ファームエリア」では、温暖化対策に有効な藻類に関する展示を予定。「ファクトリーエリア」では、藻類を混ぜ込んだバイオプラスチックを使い、3Dプリンターで椅子を作るといった「循環の輪」を表現する。「プラントエリア」では、万博会場内の生ごみを回収し、微生物の働きでエネルギーに変えるバイオガス発電などを紹介する。
火星の石などの展示エリアは調整中。館内では、「ハローキティ」や「ドラえもん」といった国内外で人気の高いキャラクターを案内役に起用し、来場客を呼び込みたい考えだ。
[時事通信社]

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