堅守の東福岡、突き進むか=流通経大柏は屈指の攻撃力―高校サッカー準決勝
サッカーの第103回全国高校選手権は11日、東京・国立競技場で準決勝が行われる。9大会ぶりの優勝を目指す東福岡(福岡)は2度目の全国制覇を狙う前橋育英(群馬)とぶつかる。流通経大柏(千葉)は17大会ぶりの頂点へ向けて、初出場の東海大相模(神奈川)の挑戦を受ける。
【東福岡―前橋育英】高円宮杯U18(18歳以下)プレミアリーグ勢同士の好カード。ロースコアの展開も予想される。東福岡は県予選から無失点を継続中で、守りからリズムをつかみたい。1997年度以降、ベスト4に進んだ3大会はいずれも頂点に立っている。今回も突き進むか。
前橋育英は接戦続きの中、しぶとく勝ち上がってきた。1回戦から登場しているが、準々決勝では終盤まで運動量で上回った。ここまで4得点のエース、オノノジュを軸に東福岡のゴールをこじ開けたい。
【流通経大柏―東海大相模】流通経大柏は今大会15得点、1失点と強さが際立つ。3回戦ではプレミアリーグ王者の大津(熊本)に競り勝った。全3試合で前半に先制点を決めた山野をはじめ、攻撃陣は4強の中でも頭一つ抜ける。
快進撃を続ける東海大相模は、後半の決勝点による逆転勝ちが2試合あり、最少失点で耐えて勝機を見いだしたい。持ち味のパスサッカーで、球際や空中戦に強い相手の守備陣をどう崩せるかも見どころだ。
[時事通信社]
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