ヤンキース、ビッグネーム次々獲得=積極補強どこまで―米大リーグ
【ニューヨーク時事】米大リーグの名門ヤンキースが積極的な補強を進めている。フリーエージェント(FA)となった強打者ソトとの再契約には失敗。プロスポーツ史上最高額の15年総額7億6500万ドル(約1200億円)とされる契約を結んだメッツに争奪戦で敗れたが、その後ビッグネームを次々と獲得した。
カブスとのトレードでベリンジャーが加入し、カージナルスからFAになっていたゴールドシュミットの入団も決まった。どちらも最優秀選手(MVP)の経験がある強打者。チームの柱であるジャッジ、2018年から所属するスタントンを含め、MVP経験者は4人に。大リーグ公式サイトによると、4人を擁するのは昨季のドジャースなど過去に6例しかない。
投手力強化にも余念がなく、ブレーブスからFAとなったフリードと8年契約。左投手では史上最高額の総額2億1800万ドル(約340億円)とされる。プロ野球ロッテからポスティングシステムでの米球界入りを目指す佐々木朗希の獲得にも意欲を示す。
昨季ナ・リーグの首位打者に輝いたパドレスのアラエスをトレードで獲得しようとしているとも、一部で報じられた。大谷翔平(ドジャース)の三冠王を阻んだ好打者が加われば、陣容はさらに豪華になる。
ヤンキースは昨季、松井秀喜さんがワールドシリーズMVPに輝いた09年以来の頂点を狙いながら、同シリーズでドジャースに1勝4敗で屈した。雪辱へ向けた姿勢が表れている今オフ。補強はどこまで続くか。
[時事通信社]
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