ここぞでビッグプレー=桐蔭学園、後半一気―高校ラグビー
準備してきたプレーをやり切る集中力は、決勝の舞台でも変わらなかった。桐蔭学園が盤石の試合運びで大勝。堂々の連覇を果たし、フランカーの申主将は「本当にうれしいし、ほっとしている。成し遂げた仲間が誇らしい」と感慨に浸った。
後半早々に5点差に迫られた直後。ビッグプレーでやり返した。スクラムで反則を誘って敵陣30メートル付近でのラインアウトに持ち込むと、狙い通り、モールで一気に押し切った。申は「相手の心を折って、自分たちは自信が付く。ターニングポイントだった」。
ここからは一気に桐蔭学園ペースに。FB古賀龍が突破力を見せれば、SO丹羽は相手を引きつける斜めへのランで打開。前日は休養に努めたことも生き、FW陣も最後まで体を張った。選手たちが自らの役割に徹し、多彩な攻撃で立て続けにトライ。後半だけで28点を挙げて突き放した。
藤原監督が「チームが始まった時はこうなることは想定していなかった」と言うように、最初から実力があったわけではない。昨年は全国大会で苦戦。申は「監督の想像を超えられたこともうれしい。試行錯誤して、最後に強くなるのが桐蔭学園」。ここ6大会で2度目の連覇。常勝軍団に自信がみなぎっている。
[時事通信社]
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