照ノ富士、まずまず=綱とり琴桜は精彩欠く―横審稽古総見
大相撲初場所(12日初日、東京・両国国技館)を控えた6日、横綱審議委員による稽古総見が国技館内の相撲教習所で行われ、両膝の古傷や糖尿病による2場所連続休場からの復帰を目指す横綱照ノ富士はまずまずの動きを見せた。
大関大の里の圧力を受け止めるように7番。「これで(調整の)ペースを少しずつ上げていくことができればいい」と手応えを得た様子だった。
3大関は、横綱昇進に挑む琴桜が精彩を欠いた。13番で3勝。受けに回る内容が目立ち、「もう少し仕上げていかないといけない」と振り返った。豊昇龍は力強さを示して16番。大の里は18番取り、持ち前の馬力を発揮する場面もあった。
日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は照ノ富士について、「戻りつつある。重さが出てきている」と評価した。
[時事通信社]
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