2025-01-06 17:57

「SHOGUN」4冠=真田さんに主演男優賞―米Gグローブ賞

 【ラスベガス時事】米国の第82回ゴールデン・グローブ賞の授賞式が5日(日本時間6日)、カリフォルニア州ビバリーヒルズで開かれ、真田広之さん(64)がプロデュースし、主演も兼ねた「SHOGUN 将軍」が4冠に輝いた。テレビドラマ部門で作品賞に加え、真田さんが主演男優賞、浅野忠信さん(51)が助演男優賞をそれぞれ日本人として初受賞。主演女優賞にもアンナ・サワイさん(32)が選ばれた。
 SHOGUNは米ウォルト・ディズニー傘下のスタジオが製作した全10話の配信ドラマ。戦国武将の覇権争いを巡る人間ドラマを描いた意欲作で、キャストの大半は日本人、セリフの7割を日本語が占める。真田さんは徳川家康をモデルにした武将・吉井虎永を演じ、浅野さんはくせ者の家臣を、サワイさんは漂着した英国人航海士と虎永の通訳を務めるキリシタン女性役を務めた。
 真田さんは受賞後、報道陣に「異文化に興味を持ち、楽しんだ観客がこれだけいたと立証された」と語った。日本人の役者やスタッフが米国で認められたことを喜びつつ「東洋と西洋のクルーが一丸となった成果」とも強調。「座長」としての気配りを忘れなかった。
 浅野さんは興奮気味に「私にとって、とても大きなプレゼントだ」と話した。サワイさんは「素晴らしい脚本家たちに感謝する。良い脚本がなければ、われわれは能力を最大限発揮できなかった」とスピーチした。
 SHOGUNは、昨年9月に発表された米テレビ界最高の栄誉とされるエミー賞でも、作品賞など主要部門を含む歴代最多18冠に輝いた。好評を受け、続編の製作も決まっている。 
[時事通信社]

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