松山、年頭から堂々と=目標を早々達成―米男子ゴルフ
優勝を決めた瞬間、松山は右拳を力強く握り締めた。今大会は格付けの高い8大会の一つで、2024年シーズンの各大会優勝者とポイントランキング50位以内の選手が出場。強豪がそろう今季開幕戦で堂々とプレーし、勝利をつかんだ。
初日で2位につけると、2日目でトップに立ち、3日目は米ツアーで自己最多の11バーディーを奪って首位をキープ。パッティングが好調で、次々とカップに沈める姿にファンからは何度も拍手が送られた。
最終日は3番(パー4)の残り107ヤードから打った第2打がピンへ一直線。バウンドしてボールはカップインし、鮮やかなイーグルで好スタートを切った。前日に続き最終組でモリカワと白熱した首位争いを演じ、最後は3打差をつけた。
通算35アンダーは米ツアーの新記録。18番で約2.5メートルのバーディーパットを最後に沈め、「入るか入らないかで、そういう感じはしていた。記録が出せてうれしい」と笑顔で振り返った。
松山は昨年8月のプレーオフ第1戦、フェデックス・セントジュード選手権でツアー10勝目。自身が持つアジア勢最多優勝回数を更新した。昨年末には「2桁に乗せることが目標だった。達成できてすごくうれしいし、満足している」と喜び、「11勝目を早く挙げることが目標。来年挙げることを目指して頑張りたい」と意気込んでいた。その言葉通り、25年初戦で見事に頂点に立った。(カパルア時事)
[時事通信社]
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