2025-01-04 18:05

初出場でたくましく=東海大相模、地の利で勢い―高校サッカー

 初出場の勢いそのままに、東海大相模が準決勝以降の舞台となる国立競技場への扉を開いた。決勝ゴールを奪った高畑は「失うものは何もないので、自分たちのサッカーをやるだけ」。今大会2度目の逆転勝利で、たくましく4強へ駆け上がった。
 前半34分に先制を許す苦しい流れで、沖本が10番の責任を果たした。「エースは苦しんでいるときに、チームを助けるのが仕事」。6分後に右クロスから技ありのヘディングシュート。前半のうちに振り出しに戻すと、押し込んだ後半に冷静に逆転した。
 多くの出場校が、長期宿泊する中、地元神奈川での試合が続いた東海大相模は自宅へ戻って戦いに臨んでいる。親の手料理で英気を養うなどして、試合ごとにリフレッシュ。高畑は「いつもの自分を出せる準備ができるので助かる」。地の利も快進撃を支えている。
 強豪の野球部や柔道部に負けじと、激戦の神奈川を勝ち上がった。県勢はまだ優勝がなく、決勝の舞台を懸けた相手は、大量得点で4強入りを決めた流通経大柏。「逃げてもしょうがない」と有馬監督。パスサッカーで真っ向から挑む。
[時事通信社]

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