幾多の応援に感謝=元野球部の福森さん―日本航空石川高
能登半島地震で被災した日本航空石川高3年の福森誠也さんは、困難を乗り越えてきたこの1年を振り返り、「いろいろな人の応援が原動力になった」と感謝している。
野球部では投手だった。2024年の元日、輪島市内の祖母宅に親戚がたくさん集まっていた時、強い揺れに襲われた。福森さんは腰を骨折した祖母を背負って避難所に向かった。
しばらく避難所で暮らしたが、1月半ば、野球部の新拠点となる山梨県に移ることになった。祖母に「こっちのことは心配しなくていいから、思い切り頑張ってこい」と背中を押され、春の選抜大会へ気持ちを切り替えた。
一方で、被災した選手に話が聞きたいと取材が殺到。「常に全国から見られている感じがして重圧だった」と振り返る。つらい時期が続いたが、家族や地元の友達の励まし、時には見知らぬ人たちからSNSで届いた応援のメッセージが支えになった。
選抜大会では登板機会がないまま初戦敗退。腰の疲労骨折を機に学生コーチに転身し、夏の石川大会後に部活動を引退した。「短期間でいろんなことがあった。成長できた」と今は吹っ切れた様子。今後は系列校の日本航空大学校で整備士関連の勉強をしながら新たな道を模索する。
[時事通信社]
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