早大、攻守に隙なし=帝京大と明大は接点勝負か―全国大学ラグビー準決勝
ラグビーの第61回全国大学選手権は、来年1月2日に東京・国立競技場で準決勝が行われる。関東対抗戦を全勝で制した早大は、関西リーグ2位の京産大と対戦。4連覇を狙う帝京大は、前回準優勝の明大とぶつかる。
【早大―京産大】
攻守に完成度が高い早大が優位に立つ。準々決勝では近大に2トライしか許さず、1年生のWTB田中健らが着実に得点。日本代表のFB矢崎が不在でも隙のない強さを示した。
京産大は運動量が豊富で、FWとバックスの連動した攻撃でトライを重ねてきた。パワーとスピードを兼ね備える石橋とフナキの両ロックを起点に、相手の堅守を崩せるか。3大会続けて敗れている準決勝を突破し、初の決勝進出を目指す。
【帝京大―明大】
帝京大は今季の対抗戦で明大に20点差で快勝した。屈強なフィジカルを誇るFWは迫力十分。FB小村、WTB日隈ら走力の高いバックスもそろい、どこからでもトライを取れる。
雪辱を期す明大は、準々決勝の天理大戦で力を発揮したFW陣が、相手の推進力を止められるか。ポイントは接点の攻防。ここで上回れば、バックスの伊藤龍を軸にした多彩な攻撃が増えるだろう。
[時事通信社]
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