障害者虐待、3477件で最多=23年度、自治体確認分―厚労省
厚生労働省は25日、2023年度に都道府県と市区町村が確認した障害者への虐待件数が3477件で過去最多だったと発表した。前年度から398件増えた。被害者も1159人増の4641人と過去最多を更新した。
厚労省によると、障害者グループホーム運営大手「恵」(東京)が食材費を過大徴収するなどしていた問題が影響し、施設職員らから虐待を受けた障害者の数が大きく増えた。
施設職員らによる虐待の被害者は2356人で、前年度より1004人増加。被害者の障害種別では、「知的障害」が最も多く、74.3%を占めた。家族ら養護者による虐待の被害者は2285人で155人増だった。
[時事通信社]
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