オリックスで「うまくなりたい」=九里、国内移籍を選択―プロ野球
オリックスのチームカラーに合わせた紺のネクタイを締め、丁寧に質問に答えた。九里は「赤から紺のユニホームに変わる。似合っていると言われるように頑張る」と誓った。
広島残留でも、夢だったメジャー移籍でもなく、国内の新天地でのプレーを選んだ。決断の理由を問われると、「もっと野球がうまくなりたい」。シンプルな思いが原動力となり、環境を変えることを決めた。
長く広島の先発ローテーションを支え、2021年には最多勝に輝いた。来季は200投球回到達を目標に設定。「イニングを投げることには強いこだわりを持っている。なかなか達成できるものではないが、そこを目指す」。山本(ドジャース)らが抜けて苦しんだ先発陣にとって、頼もしい存在となる。
将来性が豊かな若手も多く、お手本になることも求められる。「まだまだ長くやりたい。若い選手には負けない」。闘志を燃やす33歳の新たな野球人生が始まる。
[時事通信社]
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