2024-12-24 20:29スポーツ

記録達成は伝統球団で=再起目指す田中将―プロ野球

 田中将の新天地が巨人に決まった。あと3勝に迫る日米通算200勝は、伝統球団のユニホームを着て達成を目指す。
 今オフに楽天から大幅な減俸提示を受け、「もう期待はされていない」との思いから退団を申し入れた。2007年のプロ入り後、日本では一筋にプレーしたチームとの別れに寂しさもあるが、「どれだけやりがいを感じられるか」を重視し、悩んだ末の決断だった。
 巨人は15勝を挙げた菅野が米大リーグのオリオールズへ移籍。先発の補強が課題となっていた。田中将は昨秋に右肘の手術を受けた影響で、今季は1試合の登板にとどまったものの、それまでの実績は十分。楽天とヤンキースで積み上げた経験は若い選手の手本にもなるだろう。新たな環境に飛び込む田中将にとって、少年野球でチームメートだった坂本の存在は心強い。
 11月には「今後どういうふうになるか分からないので不安」と率直な思いを口にしていた。ただ、移籍先さえ決まれば「まだまだやれる。来シーズンはたくさん勝ちたい」と自信が揺らぐことはなかった。再起を目指す36歳。まずは戦いの場が定まった。
[時事通信社]

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