2024-12-18 17:58スポーツ

北の富士さんしのび2000人=戒名に「粋」の文字―大相撲

北の富士さんをしのぶ会で、あいさつする日本相撲協会の八角理事長=18日、東京都墨田区(代表撮影)
北の富士さんをしのぶ会で、あいさつする日本相撲協会の八角理事長=18日、東京都墨田区(代表撮影)

 11月に82歳で死去した大相撲の元横綱で、解説者としても人気があった北の富士勝昭(本名竹沢勝昭)さんをしのぶ会が18日、東京都墨田区の八角部屋で開かれ、角界関係者や一般のファンら約2000人が故人を悼んだ。
 祭壇に柔らかな笑顔の遺影が飾られ、戒名には軽妙洒脱(しゃだつ)な人柄を連想させる「粋」の文字が入った。弟子だった日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は、「14歳で出会えたおかげで今の私がある」と声を詰まらせ、「親方と同じように相撲人生を全うする」と約束した。
 大関琴桜ら現役力士のほか、親交のあった歌手の松山千春さんらが献花した。横綱だった祖父のしこ名を継承した琴桜にとって、祖父と同じ時代に土俵を沸かせた北の富士さんは特別な存在。「厳しく言われることもあったが、今の番付があるのも、そういうお言葉をいただけたおかげ」と感謝していた。 
[時事通信社]

北の富士さんをしのぶ会であいさつをする日本相撲協会の八角理事長=18日、東京都墨田区(代表撮影)
北の富士さんをしのぶ会であいさつをする日本相撲協会の八角理事長=18日、東京都墨田区(代表撮影)

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