米中覇権争い、譲らぬ姿勢=金融・不動産で財成す―駐日米大使候補・横顔
【ワシントン時事】次期駐日米大使に指名されたジョージ・グラス氏は、銀行家としてキャリアを築き、後に不動産業に転身した実業家。先端技術分野にも関心が高く、米中の経済覇権争いでは絶対に譲らない強い姿勢を示してきた。
過去の大統領選では共和党のブッシュ(子)氏やマケイン氏を支援。2016年の同党指名争いでジェブ・ブッシュ氏の撤退後トランプ氏支持に転じた。候補だけでなく党全国委員会にも多額の献金を重ねた富豪だ。
17年8月から約3年4カ月、駐ポルトガル大使を務めた。18年に中国の経済圏構想「一帯一路」に参加したポルトガルを、米中覇権争いの「戦場の一部」と表現。同国の高速大容量規格「5G」ネットワークの開発に当たり、中国との協力を選べば、機密情報の共有を含む「安全保障面で影響を及ぼす可能性がある」と迫り、ポルトガル当局の反発を招いた。
当時の地元メディアのインタビューでは、中国の習近平政権が「経済や政治その他の手段で、悪意ある影響力を発揮しようとする長期計画を持っている」と警告。厳しい対中観をのぞかせている。
妻メアリーさんとの結婚を機に聖公会からカトリックに宗派を変え、敬虔(けいけん)な信者に。休日は狩猟やゴルフをたしなむ。
[時事通信社]
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