成城署長ら情報提供呼び掛け=世田谷一家殺害24年―警視庁
東京都世田谷区の住宅で宮沢みきおさん=当時(44)=ら一家4人が殺害された事件から30日で24年となるのを前に、捜査本部がある警視庁成城署員らが14日、現場近くの小田急線成城学園前駅で、事件概要が書かれたチラシを配り、情報提供を呼び掛けた。
須山浩道署長ら約50人は、宮沢さん一家と事件現場などが写ったチラシや、ボールペンを駅の利用者に配布。犯人の服装を再現したマネキンも設置した。須山署長は「犯人を必ず検挙するという強い信念で捜査を続けていく。ささいなことでも積極的な情報提供をお願いします」と話した。
元成城署長の土田猛さんや地域住民ら有志も世田谷区内で集会を開催。DNAを活用した捜査に関する法整備の必要性などを訴えた。
警視庁は16日から1年間、新宿区や豊島区など6カ所の街頭ビジョンで情報提供を呼び掛ける動画を放映する。当時の新聞記事などが載ったポスター約8000枚も新たに作成し、全国各地に掲示する。
捜査本部にはこれまでに約1万4600件の情報が寄せられた。事件解決につながる情報には最大2000万円の懸賞金が支払われる。情報は捜査本部03(3482)0110まで。
[時事通信社]
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