対ウクライナ支援、削減も=NATO脱退可能性、否定せず―トランプ氏
【ワシントン時事】トランプ次期米大統領は8日公開されたNBCテレビのインタビューで、ロシアの侵攻を受けるウクライナへの支援について、削減する意向を示した。また、来年1月20日の大統領就任前に戦争を終わらせたいとの従来の主張を繰り返した。
トランプ氏は、ロシアのウクライナ侵攻を「(就任前に)できることなら終わらせたいと思っている」と強調。対ウクライナ支援を削減するかを問われ、「恐らく」と答えた。
インタビューは6日にニューヨークで行われた。トランプ氏は翌日にフランス・パリを訪問し、ウクライナのゼレンスキー大統領らと会談した。
第1次政権で脱退を検討したとされる北大西洋条約機構(NATO)に関し、残留するかを問われると「彼ら(欧州の同盟国)は自分たちの(軍事支出の)請求書を支払わなければならない。彼らが払うのなら、もちろん(残る)」と述べた。脱退の可能性を否定せず、欧州に軍事支出の増加を求めた格好だ。
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