大谷、初のプレーオフで生き生き=負傷もWS優勝に歓喜―MLBクローズアップ
【ロサンゼルス時事】米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手はメジャー7年目で初めてプレーオフの舞台に立ち、生き生きとプレーした。ワールドシリーズ(WS)制覇も経験。最後はけがもあって思うように活躍できなかったが、チームメートと歓喜に酔いしれた。
エンゼルス時代の6年間で縁がなかったプレーオフに進出。地区シリーズ(5回戦制)の相手はダルビッシュ、松井が所属するパドレスだった。初戦は一回に3点を先制される嫌な展開だったが、大谷が同点3ランを放って勝利につなげた。その後1勝2敗と劣勢になったものの、2連勝で勝ち上がった。
リーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)は千賀のメッツが相手。大谷は第4戦で先頭打者アーチを放ち、2戦連発でチームを盛り上げた。
ヤンキースとの名門対決となったWS(7回戦制)ではアクシデントに見舞われた。第2戦で二盗を試みて滑り込んだ際に左肩を亜脱臼。第3戦で一回に出塁すると、塁上では常に左手で襟元をつかみ、フリーマンの本塁打で生還する時もその手を離さなかった。「今の状況だと(肩が)外れる場合が多いので、それを防ぐため」と説明した。
WSに限れば打率1割5厘、本塁打と打点はなしで、不本意だったに違いない。それでも、11月1日にロサンゼルス市内で行われた優勝パレードでは「(移籍)1年目から応援してもらって、受け入れてもらって感謝している。最高の結果を出すことができて、チームとして素晴らしい一年だった」と喜んだ。
WS終了後、左肩の関節唇を修復する手術を受けた大谷。来季開幕を見据え、投打の二刀流復活へ調整を続けている。
[時事通信社]
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