地方創生、強力に推進=石破首相、初のお国入り
石破茂首相は30日、就任後初めて地元の鳥取県を訪れた。地方の活性化に関して鳥取市内で開かれた官民合同のシンポジウムに出席し、看板政策の地方創生を強力に推進する方針を表明。「国を変え、歴史を変えるのはいつも地方だ。都道府県や市町村、住民と国が一体感を持って新しい日本をつくっていこう」と訴えた。
10月の衆院選で与党が過半数を割り、首相は綱渡りの政権運営を強いられる。立て直しを図るため「石破カラー」をアピールしていく考えで、周辺に「地方創生は地元から始めたい」と語るなど今回の鳥取訪問を重視してきた。
首相はシンポジウムで、非正規の地方公務員の待遇改善を図る重要性を強調。地方公務員の副業・兼業に触れ、「弾力化することも大事だ。各自治体で考えてほしい」と検討を促した。男女間の賃金格差是正、フルタイムより所定労働時間の短い「短時間正社員」拡大の必要性も指摘した。
この後、同県の平井伸治知事と面会し、要望書を受け取った。
[時事通信社]
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