求められる着地の改善=試行錯誤の高梨―W杯ジャンプ
【パリ時事】ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプの2024~25年シーズンがノルウェーのリレハンメルで開幕し、女子の高梨沙羅(クラレ)は23日の個人第1戦が10位、24日の第2戦は17位に終わった。シーズンは始まったばかりだが、挽回するには着地の改善が求められる。
高梨は2戦で計4回のジャンプのうち3回は120メートルを超え、飛距離はまずまずだった。その一方で着地が決まらなかった。60点満点の飛型点は全て40点台。「テレマークをしっかりつけないと勝負にならない」。上位との差を広げられる要因となった。
今季から着地に関する採点方法が見直された。両腕を広げ、両足を前後に開いて後ろ足の膝を折り曲げる「テレマーク姿勢」が取れない場合、減点幅が大きくなった。以前からここが課題の高梨にとっては厳しい変更だ。
第1戦の1回目のジャンプでは「(テレマークが)入った感覚はあったが、点数は付いていなかった」と、自身の感覚とのずれを訴えた。その後の飛躍では腕の広げ方を工夫するなど悩んでいる様子がうかがえた。
今季は26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪のプレシーズンで、来年2月下旬開幕の世界選手権も控える。「いろいろと探りながら、他の選手に聞きながら、どうすれば点数がもらえるかやっていきたい」。試行錯誤のシーズン序盤となりそうだ。
[時事通信社]
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