裁判官に3万4000人立候補=公選制導入、国内外で反発も―メキシコ
メキシコ政府などは25日、裁判官881人を選ぶ選挙に、3万4000人以上が立候補登録を済ませたと明らかにした。AFP通信などが報じた。登録者の審査を経て、来年6月1日に選挙が実施される。
今年9月に議会で承認された裁判官公選制を巡っては、司法が政治的に偏向したり、麻薬組織など外部からの圧力に影響されやすくなったりする恐れがあるとして、国内外で反発が拡大。定数が9に削減された最高裁判事の選挙には480人が名乗りを上げたが、現職判事11人のうち8人が立候補登録を見送った。
最高裁批判を繰り返し、裁判官の公選制導入を提唱してきたロペスオブラドール前大統領は、改革はエリート層のために働く「腐敗した」司法制度を一掃するために必要だと訴えていた。現地メディアによると、後継となったシェインバウム大統領は、立候補登録が「完全な成功だ」と評価した。
選挙は2段階に分けて行われ、最高裁判事を含むほぼ全ての裁判官が選ばれる。第2段階の選挙は、2027年に予定されている。
[時事通信社]
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