6人の力が結実=創部10年に花―実業団女子駅伝・日本郵政グループ
日本郵政グループが難敵、積水化学との接戦を制して女王の座を奪還した。高橋監督は「駅伝は6人の力が足し算ではなく掛け算になることがある」。チーム一丸になっての勝利を誇った。
5区の鈴木が粘った。積水化学の新谷に22秒のリードを追い付かれ、中盤にはわずかに先行を許したが離されない。1秒リードで最終6区につなぎ、「ここは絶対に負けられないという意地があった」と胸を張った。
けがに苦しめられていた3区の広中は復活を印象付ける快走。最長区で2位をマークした。この日が24歳の誕生日。「苦しい1年だったが、ここまで来られたのはチームの支えがあったからこそ。苦しみがうれしさに変わった」
チームの創部10年に花を添える優勝にもなった。鈴木は勝因について「みんなの『このチームが好き』という思いが一番強かったのかな」と実感を込めた。
[時事通信社]
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