損保3社、最高益=政策株売却が寄与―9月中間決算
東京海上ホールディングスなど損害保険大手3社は19日、2024年9月中間連結決算を発表した。各社とも政策保有株式の売却益に加え、好調な海外事業を背景に、純利益がいずれも過去最高を更新した。損保業界では顧客情報の漏えい問題といった不祥事が相次いだが、3社は業績への影響については「ほとんどない」(SOMPOホールディングスの浜田昌宏専務)などと説明した。
東京海上の純利益は前年同期比約3.4倍の6885億円、MS&ADインシュアランスグループホールディングスは約5.2倍の4589億円、SOMPOは約2倍の2622億円だった。売上高に当たる正味収入保険料は3社とも増収。保険料率の引き上げで、自動車保険や火災保険が堅調に推移した。
3社は顧客企業との不適切な商慣行の温床となった政策株をすべて売却する計画。今年度は既に、東京海上は約6060億円、MS&ADは4509億円を削減。SOMPOも1978億円減らした。各社は売却益を企業の合併・買収(M&A)などの成長投資に充てる考えだ。
[時事通信社]
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