比防衛、政権交代でも不変=米国防長官、南シナ海望む島訪問
【マニラ時事】米国のオースティン国防長官は19日、中国が覇権主義的な動きを強める南シナ海に面するフィリピン西部のパラワン島を訪問した。来年1月のトランプ米政権発足を念頭に、1951年に両国が締結した相互防衛条約に触れ、「これを堅持していく。政権が代わっても、こうした姿勢は変わらない」と強調した。
オースティン氏は同島プエルトプリンセサの軍事施設で記者会見。「われわれはフィリピンの国防に関与できることを誇りに思っている」などと述べた。同席したフィリピンのテオドロ国防相は「中国は海軍や海警局の偽装船舶を南シナ海上に多数配置し、情報戦でもとても好戦的だ」と語気を強めた。
[時事通信社]
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