鍵山、ショック隠せず=悔しいフリー、ジャンプ乱れる―GPフィギュア
まさかの演技に鍵山はショックを隠し切れなかった。フリーではミスが重なり、自己ベストに50点近く及ばない159.12点で5位。首位だったSPとの合計で、2位と約4点差として逃げ切ったものの、「自分の悪いところが全部、出てしまった。まだ気持ちの整理ができていない」と唇をかんだ。
冒頭に予定していた4回転フリップが2回転となった。「今までにあまりないようなミスだった。焦りが出てしまって…」。その後もジャンプが乱れるなど、本来の姿ではなかった。「温かい声援と拍手が聞こえたので、最後まで自分のパフォーマンスを見せたかった」と滑り切ったが、納得できる内容ではなかった。
GP連勝でファイナル進出は決まった。初出場の昨季は3位。「次は世界のトップが集まるレベルの高い試合になる。きょうみたいな演技をしていては駄目。何が悪かったかをしっかりと反省したい」。次戦へ気持ちを切り替えた。(ヘルシンキ時事)
[時事通信社]
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