スリランカ総選挙、投開票=与党過半数が焦点
【ニューデリー時事】スリランカ議会(一院制、定数225)選挙の投票が14日、行われた。即日開票され、15日中にも大勢が判明する見通し。9月に就任したディサナヤカ大統領率いる左派勢力・国民の力(NPP)は解散前わずか3議席で、政権の安定運営のため過半数獲得を目指す。議員の任期は5年。
約2年前に事実上のデフォルト(債務不履行)に陥って以来初となった9月の大統領選で、ディサナヤカ氏は緊縮財政の緩和や汚職取り締まりなどを掲げ勝利した。財政再建に向け国際通貨基金(IMF)と合意した内容の一部見直しも主張している。
ディサナヤカ氏は就任直後に議会を解散。「今後5年間で農村部の開発と農村住民の経済・社会的地位の向上に取り組む」と訴えてきた。
解散前の最大勢力は、スリランカ人民戦線(SLPP)の145議席。長く政界を牛耳ったSLPPのマヒンダ・ラジャパクサ、その弟ゴタバヤ両元大統領、同党の支援を受けてきたウィクラマシンハ前大統領は今回出馬しなかった。
[時事通信社]
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